失敗から学ぶ人と失敗を繰り返す人の差は何でしょうか?
失敗をしてしまったとき、どんな反応をしていますか?
人には防衛本能があります。
辛く苦しいことには向き合いたくありません。
忘れてしまいたい、人のせいにしたいと思ってしまいがちです。
でも、それでは一歩も前へ進めません。
あるトップセールスマンから聞いたことがあります。
「すごいですね。どうやったら売れるんですか?」
「誰よりも多く断られること、そうすれば引き出しが増えるよ」
失敗から学ぶ人
失敗したときに、しっかりと向き合います。
でも、「なぜあんなことをしてしまったか」と追及しません。
反省や後悔で辛く苦しくなってしまうからです。
「もう一回やるとしたら、どうするか」と考えます。
この方が次の行動につながるからです。
失敗はだれでもします。
でも、失敗から何も学ばない人と学ぶ人の未来は大きく違ってきます。
失敗したことがない人はいませんが、
失敗を活かして成長する人と失敗ばかりを繰り返す人、
残念ながら二つに分かれます。
失敗を繰り返す人
失敗を繰り返す人の4つの特長です。
・失敗に向き合わない
・正当化する
・忘れようとする
・人のせいにする
納期に間に合わずに上司から叱られたときも言い訳ばかりします。
- 「急な来客があったから」
- 「特別に忙しかったから」
- 「体調が悪かったから」
- 「お客さんから突然呼び出しがあったから」
自分は悪くないと思えば楽になりますが、それでは同じ失敗を繰り返します。
- Aさん「私の能力が足りなかったんです」
- Bさん「私の努力が足りなかったんです」
Aさんは、能力不足だからどうしようもない、と言っているのです。
見込みはありません。
Bさんは、工夫とやり方が間違っていた、と言っているのです。
見込みがあります。
「7つの習慣」(スティーブン・R.コヴィー著)の中で
インサイドアウトとは、
自分の内面を変えることから始め、
自分自身の根本的な考え方、動機などを変えることから始める人々
アウトサイドインとは、
被害者意識に悩み、
自分がうまくいかない状況の責任を周りの人や環境のせいにする人々
こんな経験をしました
お客様から納品予定を確認する連絡がありました。
だれもその件を聞いていませんでした。
お客様はAさんに伝えたと言っています。
上 司:「いつ連絡があったのですか」
Aさん:「2週間前です」
上 司:「納期はいつですか」
Aさん:「来週です」
上 司:「進捗状況はどうなのですか」
Aさん:「忙しくて着手できていません」
上 司:「なぜ報告しないのですか」
Aさん:「自分で出来そうなので、自分やろうと思っていたのです」
上 司:「それで、対応できそうなのですか」
Aさん:「・・・・・・・・・・・」<無言>
上 司:「なぜ相談しないのですか」
Aさん:「忘れていたのです」
上 司:「では忘れないように紙に書くなど工夫をしてはどうですか」
Aさん:「やっています、でも、今回は忘れたのです」
上 司:「では、どうすればよいと思いますか」
Aさん:「わかりません、一生懸命やっているんです。私の能力不足です」
失敗に向き合わず、忘れたのだから仕方ない、
一生懸命やっていますと弁解、そして能力不足ですが結論です。
その会社ではメールは自動で複数の人に転送する設定をしました。
電話の後は、すぐに上司や同僚に報告することをルールとしました。
Aさんは、同じようなことを繰り返します。
何か失敗すると、自分には問題がないと主張します。
そしてAさんは、居場所がなくなりました。
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