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【仕事の基本は報連相!】報連相をする側が注意すること|お客様も報告相手!

仕事の基本は報連相!(報告・連絡・相談)

報連相が機能しない原因の多くが、受ける側(上司)にあると以前に書きました。

openup21.hatenablog.com

しかし、報連相をする側が注意すべきことがあります。

 

報連相とは(おさらい)

報告
・知らせつげること。また、その文章。
・任務をとげたのち、その状況や結果をのべること。また、その内容。
報告とは、上司からの指示や命令に対して、部下が経過や結果を知らせることです。
報告をするのは、部下から上司へ、あるいは後輩から先輩へ、という流れになります。

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連絡
・つながりがつくこと。つながりをつけること。通じあい。
・事柄を知らせること。通知。
連絡とは、事柄・情報を関係者に知らせることです。
そこに自分の意見や憶測を入れないのが基本です。
上司や部下にかかわらず、誰でもが発信側にも受信側にもなります。
総務部から全社員に向けての連絡、プロジェクトリーダーからメンバーだけに向けた連絡など、さまざまな連絡があります。

<報告と連絡の違い>
どちらも情報を第三者に伝える点では同じです。
報告は指示をした上司や先輩などに仕事の進捗状況を伝えます。
一方、連絡は複数の関係者に情報を知らせます。

相談
・どうしたらよいかなどを話しあうこと。
・どうしたらよいかなどの意見を聞くこと。
相談とは、判断に迷う時や意見を聞いてもらいたい時などに上司や先輩、同僚に参考意見を聞き、アドバイスをもらうことです。

指示に従って進捗状況や結果を「報告」
必要に応じて「連絡」
困ったときには「相談」

皆、知っています。
しかし、我流が身に付くことが多々あります。
もう一度、見直してみてはいかがでしょうか。
多数の書籍が出版されています。 

この記事では、私が思うポイントだけを書きます。

報連相をする側が注意すること[4選]

その1: お客様へも報連相

報連相は社内だけで行うものではありません。
お客様に安心、納得、信頼していただくために、報連相は欠かせません。

こんな連絡がお客様から届いたら報連相は不合格です。

  • 「昨日メールしたのですが届いていますか?」
  • 「見積りをお願いしていますが、どうなっていますか?」
  • 「代替え商品をご提案いただけるとの件、どうなっていますか?」

これでは、お客様に安心、納得、信頼していただけません。

「代替え商品には、価格は1割程度高くなりますが、
 〇〇という機能がありますので、より便利になります。
 いかがでしょうか?」相談は提案です。

お客様にこそ早く確実な報連相をしてください。

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その2:あいまいな言葉を使わない

あいまい語は、人間関係を円滑にする知恵とも言われますが、
ビジネスでは使うべきではありません。
受け手によって解釈が異なるからです。

だいたい、とても、おおよそ、少し、かなり、ほとんど

もう少しで終わります
伝えた人は1時間後と思っていても、
受け取った人は10分後と思うかもしれません。 

また、こんな報告を受けたらどう思いますか。
「昨日の訪問では、かなり良い感触を得ました。もう一押しです。
 ライバル社も相当頑張っているので油断はできませんが、、、」

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疑問がたくさん湧いています。

  • かなりとは、どの程度なのか?
  • もう一押しとは、何をすればよいのか?
  • 具体的には?
  • 価格を下げるの?
  • ライバル社は何をどう頑張っているのか?
  • どこが油断できないのか?

「昨日の訪問では、担当の方から、ライバル社は、価格が安かったが、
 内容は御社が一番いい、部長には御社を推薦しておきます、と言われました。
 あとは部長の判断です。」と事実ベースで報告すべきです。

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その3:結論から先に話す

結論から話してください。
人はこんな心理が働き、前置きが長くなります。

  • 結果が思わしくなかったときは、その言い訳を言いたい
  • 好結果だったときは、手柄を強調したい

たとえば、お客様の反応はどうだったと聞かれたとき、
「それが相手の方はお忙しくて、しかし、何度も頑張ってアプローチしました。
 短い時間ですが、ようやく会っていただきました。
 そして、30分という短い時間で説明したのですが、、、、」

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聞いている方はイライラします。
結果を知りたいのです。だから、結論から話してください。
「30分しか時間をいただけず、興味を持っていただけませんでした。」

その後で、説明し、相談してください。
「先方は多忙で30分しか時間をいただけませんでした。
 このような場合は、どう対応すればよかったでしょうか。」

その4:重要性を自分で判断しない

お客様からの電話やメールが入ります。
それが重要かどうかを自分で判断しないでください。
あなたのモノサシ(基準)とお客様や上司のモノサシ(基準)は違います。

[こんなことがありました]
お客様:「先日の商品に〇〇の不具合がありました。理由を教えてください。」
担当者:「ケアレスミスでした。申し訳ありません。」

担当者は、たいした問題ではないと思い、上司に報告をしませんでした。
また、上司に叱られるのも嫌だったのです。
後日、上司にお客様から電話です。

お客様「先日、連絡した不具合の件ですが聞いておられますよね。」
上 司「何のことでしょうか。」
お客様「聞いていない?おたくの会社はどうなっているのですか!」
    部下に確認して、すぐにこちらに来て説明をしてください!」

マザーテレサさんが助走をつけてグーパンチする位の怒りです(汗)!

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お客様はクレームが伝わっていないことに激怒したのです。

担当者が思った「たいした問題ではない」、あなたの判断(感想)です。
事実ではありません。クレームがあったことが事実です。
重要な問題かどうかを判断するのは上司です。

違う切口で報連相を見直してはいかがでしょうか。

当り前と思われている報連相、これが正しくできる人は評価されます!
あなたの周りではどうでしょうか?
「できる人」の仕事の進め方を、報連相という切り口から学習します。

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