幸せを感じる秘訣、それは「自分が持っているもの」に目を向けることです。
人には、持っているもの、持っていないものがあります。
そして持っていないものに目が向いてしまいます。
紙に書き出してください!
自分が持っているものと、持っていないもの、、、
紙に書き出してみてください。
若い方であれば、
若さがある、体力がある、健康だ、両親が元気だ、
友人がいる、恋人がいる、夫や嫁がいる、仕事がある、
生活するお金がある、車がある、趣味がある、
純粋さがある、勇気がある、、、、、、、、、、、
持っているものがたくさんあります。
持っていない物に目が向く
経験が少ない、老獪さがない、忍耐力が不足している、
規則正しい生活ができない、恋人がいない、
夫や嫁がいない、結婚できない、子供がいない、
穏やかな気持ちになれない、安心感が持てない、
仕事のやりがいがない、贅沢するお金がない、
車がない、勇気がない、、、、、、、、、、
持っていないものもたくさんあります。
人は、すでに持っているものには関心が向きません。
持っていないものが気になるのは本能です。
そして悩みます。
仕事、お金、人間関係など、本当に辛いです。
でも生きているから悩みます。
でも、持っているものに目を向けてください。
若い人であれば、若さ・未来があります。
年配の人であれば、経験があります。
そして、誰もが命を持っています。
確かに、生きていれば辛いことはたくさんあります。
生きているから悩みがあります。
「きれいごとだ」「本当に辛いんだ」と思う方もいるでしょう。
でも、それを教えてくれるたのは、親しい人の死でした。
1回目の教え
20代で3回転職、30代前半に独立起業、
子供が生まれたというのに、売上は少なく、厳しい経営です。
お金の悩みが尽きません。
毎日のように深夜まで仕事、能力がないのか?転職すべきか?
辛く悩む日々が続きました。
親友の弟から夜遅くに、「兄が亡くなりました。」との電話です。
急いで彼の家に行くと、彼は眠っています。
返事をしません。涙が止まりません。
やりたいことをたくさん残して悔しかったと思います。
ああ、生きているだけで幸せなんだ!
それからは、辛い日々が消えました。
そうすると、不思議に仕事が軌道に乗りだしました。
<明日がある幸せ!>
2回目の教え
しかし、時間が経つと人は忘れます。
また現実しか見えなくなります。
持っていないものを求めます。
今度は人間関係の悩みです。
人間関係の悩みはお金の悩み以上に辛いものでした。
そんなとき、親友の闘病が始まりました。
そんな中、見舞いに行くと逆に、
「お前、顔色が悪いぞ、大丈夫か」
「病人が人のことを心配せんでいい」
そんなやり取りがありました。
一時は回復するかに思えたのですが、、、、残念です。
病院のベッドには、3人の子供の写真が貼ってあります。
見ているのが辛かったです。
ああ、生きているだけで幸せなんだ!
また、教えてもらいました。
3回目の教え
それからしばらくは順調に平穏な日々が続きましたが、
役員間の意見対立、信頼していた部下の裏切りなど、
嫌気がさして、会社を去り、再スタートです。
そんな私でもサポートしてくれる会社もありました。
持っているものがある、感謝です。
しかし、コロナの影響もあり、厳しい業績が続きます。
そんなときに、また訃報です。
昔の部下が37歳で他界です。あまりにも早い旅立ちです。
通夜で二人の小さな子供を見て、言葉もありません。
ああ、生きているだけで幸せなんだ!
だから、皆さんに、特に若い人に伝えたいのです。
持っているものに目を向けてください。
そして、命を持っていることを!
でも、このこともまた徐々に記憶から薄れて行くのでしょう。
4回目の教えが遠いことを願っています。