在宅ワーク、テレワークが普及した中、
勤務中の部下の様子が見えないと、不安になる経営者・管理者がいます。
そして、それを把握するための手法やツールに注目します。
・オンラインシステムを常にオンにしておく
・細かく日報を書かせる
・システムでPC履歴を確認する
・WEB会議を増やす
などです。
しかし、これは本当に必要な管理なのか疑問です。
管理者は勤務状況を把握するために多くの時間を使います。
これでは管理ではなく監視です。
細かく日報を書かされる部下も大きな負担です。
仕事の効率が上がりません。
有名な山本五十六の言葉を思い出します。
- やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ
- 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず
- やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず
一行目は有名ですが、2行目、3行目は有名ではありません。
2行目、3行目の内容は、とても意味深いと思います。
経営者・管理者が、実践できていないのでは?
- 信頼できていない
- 仕事を任せていない
- 仕事をしている部下に感謝していない
だから、監視になるのではないでしょうか。
人を育てることは、企業を育てることだと言われています。
在宅ワーク、テレワークが問題を浮き彫りにしたように感じます。