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【検証】1分で話せる情報量を知っていますか?|思った以上に長い!

1分で話せる情報量、それは意外と長いのです。

1分で話す、3分で話す、5分で話す、どの位の文字数かを調べました。

  • 1分で話す文字数=300文字
  • 3分で話す文字数=900文字
  • 5分で話す文字数=1500文字

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300文字、長いのか短いのか、ピンとこないものです。

実際に、書いて試してみました。

ビジネスでは、短く話すことが重要だと教わります。

「1分で話せ」(伊藤羊一著)も売れました。

例1)ランチでおススメの店は?と聞かれたとき

餃子の王将が、おススメです。

その理由は、3つです。

一つ目は安いことです。
ラーメンと餃子で500円、酢豚定食は750円、デラックス4点セットでも1000円です。

二つ目は早いことです。
ラーメンと餃子は、料理を注文してから3分以内に運ばれてきます。
酢豚定食も3分以内に運ばれてきます。
デラックス4点セットでも5分以内に運ばれてきます。

三つ目は美味しことです。
どの料理も美味しいです。特に餃子の肉汁の味と触感、タレとのバランスも絶妙です。
来店された8割の方が餃子を注文しています。

時間のない昼休みには王将はもってこいです。
<約250文字>

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2A社との商談、どうなっている?と聞かれたとき

大丈夫です。昨日の訪問で8割方大丈夫との感触を得ました。

その理由は、3つです。

1つ目は、ご多忙のA氏が1時間の時間も割いてくださったということは、提案に興味がある証拠だからです。

2つ目は、商談の後、A氏は「提案内容は競合他社よりも〇〇の点が優れている」とおっしゃってくださったことです。

3つ目は、さらに「価格面でも予算内なので、部長に御社の案を推薦する」とおっしゃってくださったことです。

これらから、当社が受注できる可能性は極めて高いと判断します。
<約220文字>

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3B社との商談、どうなっている?と聞かれたとき

かなり厳しいです。
昨日の訪問で、かなり厳しい状況だという感触を得ました。

その理由は、3つあります。

1つ目は、ご多忙とはいえ、15分という短い時間しかとってもらえなかったことです。

2つ目は、15分という短い時間では十分に内容が伝えきれなかったことです。

3つ目は、それにも関わらず、A氏は質問もせず、「価格が他社より高いが部長に報告しておく」とおっしゃって席を立たれたことです。

これらから、当社の提案には満足されていないものと思います。
受注できる可能性は極めて低いと判断します。
<約240文字>

意外に300文字というのは長いものだと感じました。
1分で話せる情報量は、意外に多いと思いました。

「1分で話せ」を知っている方は気づいたと思います。

結論、3つの根拠、そして事例

※プレゼンにスポットを当てていますので、[1分で話せ2]がおススメです。

これを無視すると、どんな風になるでしょうか。

例1)ランチでおススメの店は?と聞かれたとき

懐事情や昼休みは時間も限られていることを考えると、早くて安くお店が良いと思います。でも、味がまずいと午後の仕事に力が入りませんので、やっぱり味も大事ですね。
私も餃子の王将をいつも利用するんですが、ラーメンと餃子で500円、酢豚定食は750円、デラックス4点セットでも1000円なんです。しかも、ラーメンと餃子は、料理を注文してから3分以内に運ばれてきます。酢豚定食も3分以内に運ばれてきます。そして、デラックス4点セットでも5分以内に運ばれてきます。時間のない我々にはありがたいことです。そして、どの料理も美味しいんです。特に餃子は、来店した方の8割が注文するという人気メニューなんです。肉汁の味と触感、タレとのバランスも絶妙で私も必ず注文します。だから王将がおススメです。
<約340文字>

2X社との商談、契約できそうか?と聞かれたとき

ご存じの通りA氏は、ご多忙な方ですので、中々アポイントが取れず、私も毎日のように何度も連絡し、苦労しました。その甲斐あって昨日、ようやくA氏にお会いすることができました。そのご多忙のA氏が、当社の提案に興味があったのか、昨日は1時間の時間を割いてくださいました。おかげで十分に内容を説明し、ご理解をいただくことができました。そして商談後にA氏は「提案内容は競合他社よりも〇〇の点が優れている」とおっしゃってくださいました。そして「価格面でも予算内なので、部長に御社の案を推薦する」とおっしゃってくださいました。これらから、当社が受注できる可能性は極めて高いと判断します。
<約280文字>

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3Y社との商談、どうなっている?と聞かれたとき

ご存じの通りA氏はご多忙な方ですので、中々アポイントが取れず、私も毎日のように何度も連絡し、苦労しました。その甲斐あって昨日、ようやくA氏にお会いすることができた。ご多忙なせいか、15分という短い時間しかいただくことができず、それでも私は、一生懸命説明しました。しかし、やはり時間が短く十分に内容が伝えるのに苦労しました。伝えきれたかわかりません。A氏も十分に内容を理解していないのではないかと思いますが、そして商談後にA氏は「価格が他社より高いが部長に報告しておく」とおっしゃって席を立たれました。これらを考えると、当社の提案には満足されていないかもしれません。受注できる可能性は極めて低く、厳しい状況です。
<約300文字>

少し文字数は増えましたが、それでも1分間で話せる内容です。

どちらの説明がわかりやすいでしょうか。やはり前者ですね。

話す前に、紙に書いて文字数を確認することが大切です。
できない場合でも、結論、3つの根拠、そして事例、忘れないでください。

結婚式のスピーチ、長いと不評を買いますね(笑)。