自分の話が、相手に伝わらないことがあります。
部下や後輩に、段取り(準備)が大切だ、「段取り八分」だと説明しても、
一向に改めない人がいます。なぜだろう?説明が悪いのか、悩みます。
偉人の名言を引き合いに出して、指導することもあります。
自分は、その偉人のすばらしさを知っています。
でも、相手が知らなければ、心に響きません。
どう受け取るか、認識は相手のものです。
君の仕事は、画竜点睛を欠くだね!
言葉を知らなければ、何のことかわかりません。
「惜しい、あと一歩」の方が響きます。
教養のある所を見せたい上司が、やらかしてしまうミスです。
たとえ話のすすめ
相手の理解できるたとえ話は、もっと心に響くものです。
段取り不足、準備不足を指導するのであれば、
エベレストにTシャツと短パンで登るようなものだよ!
でも、登山を知らなければわかりません。
それでは、紙ヒコーキでブルーインパルスと勝負するみたいなものだよ!
ブルーインパルスを知らない人もいます。
それでは、紙ヒコーキでジェット機と勝負するみたいなものだよ!
相手の方は、ものすごく怒っていることを伝えるのであれば、
相手の方は、マザーテレサが助走をつけて、グーパンチする位に怒っていますよ!
相手の方は、ガンジーが助走をつけて、グーパンチする位に怒っていますよ!
マザーテレサやガンジーを知っている人であれば、怒りの度合いがわかります(汗)。
でも、マザーテレサやガンジーを知らなければわかりません。
大きなミスであることを指摘するのであれば、
ペレがフリーキックを空振りするみたいなものだよ!
でも、サッカーを知らなければわかりません。また、年配の人しかわかりません。
無謀であることを指摘するのであれば、
同じステージに上がって、BTSとダンスバトルするようなものだよ!
でも、BTSを知らなければわかりません。
アイマスクをしたまま、東京から博多まで車を運転するようなものだよ!
雪国に革靴で行くようなものだよ!
美味しくて安い料理を評価するのであれば、
王将で吉兆の料理が出てきたみたいだ!
でも、吉兆を知らなければわかりません。
たとえ話は、ユーモアがあります。
そして、相手に情景が浮かぶので伝わります。
ストーリーで話すので、記憶にも残ります。
でも、相手認識できる言葉を使わなければいけません。
話が旨い人は、たとえ話が例外なく上手いです。
たとえ話を深めるのも大切なことだと思います。
むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに(井上靖)
私のメンタルは、豆腐のようにもろい!(汗)
むずかしい名言も大切ですが、たとえ話の威力に気づいてください。
ストーリーテリングという話法も参考になりますよ。
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(物語のように)
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