仕事で失敗やミスをすることは誰でもあります。
上司や先輩は言います。
「しっかり考えなさい!」
さあ、あなたはどういう行動をしますか。
頭を抱えて考えますか?
頭だけで考えても、いろんな考えや思いがグルグル回るだけです。
(雲と同じ)
頭の中で思っていることことは、何となくボヤっとしています。
すっきりと整理整頓されていません。
いろんな考えが次から次へと湧いてきてます。
その中に、素晴らしい考えもあります。
でも、次の瞬間に別の考えが湧いきて、忘れてしまいます。
空に浮かぶ、水蒸気でできた雲のように浮かんでは消えます。
だから、考えているのではなく、悩んでいるに変わってしまいます。
書かない=悩むこと|書くこと=考えること
だから、書いてください。思いつくままに書き出してください。
書けば、はっきりとした形になります。
そして、何度も見直しすることができます。
10分間だけ、この2つを書くことで気づけます。
1.なぜミスをしたのか、10分間、書き出す
時間がなかった、慌てていた、確認するのを忘れた、チェックシートを使わなかった
資料が不足していた、勘違いした、コピペで失敗した、急な電話が入って中断があった
パソコン操作を間違った、知識不足、、、、
理由ではなく言い訳でも、とにかく書き出してください。
2.どうしたら防げるか、10分間、書き出す
時間に余裕を持つようする、確認を忘れないようにする、チェックシートを使う
資料をしっかり準備する、勘違いをしない、コピペをするときは注意する
急な電話の後の作業は注意する、パソコン操作を正しくする、知識不足を解決する
対策にならない内容でも、とにかく書き出してください。
不十分な内容でも構いません。まず、形にしてください!
あなたの頭は、超能力者でもない限り見えません(笑)。
しかし、書いて形にすれば上司や先輩に相談できます。
※的確に理由と対策が書ければ最高です。それで解決します!
形のない状態では、あなたの考えを正しく伝えることはできません。
書けば、あなたの現状を伝えることができます。
また、自分でも見直せます。
これは単なる言い訳だ、これは具体的ではない、これはどうしようもない、、、
考えることができます。現実が見えてきます。
どう書くのか、具体的な手法はたくさんあります。
「なぜなぜ分析シート」など、学ぶに越したことはありません。
![デンソーから学んだ本当の「なぜなぜ分析」 [ 倉田義信 ] デンソーから学んだ本当の「なぜなぜ分析」 [ 倉田義信 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/7135/9784526077135.jpg?_ex=128x128)
- 価格: 2420 円
- 楽天で詳細を見る
<悩む手順>
後ろ向きな気分で、堂々巡りして、できない理由を考えて、行動しません。
※書かなければ、必ず堂々巡りになります。
問題解決のヒント
ある事務担当者が発送用書類に記載ミスをしました、
Xの蘭に〇をつけるべきなのに、Yの蘭に〇をつけてしまいした。
<ケースA>
上 司:「なぜ、そんなケアレスミスをしたのか?」
担当者:「忙しくて慌てていました。次からチェックを徹底します。」
上 司:「次からは別の人にも、ダブルチェックをしてもらいなさい。」
<ケースB>
上 司:「なぜ、そんなケアレスミスをしたのか?」
担当者:「忙しくて慌てていたからです。次からは時間に余裕を持って対応します。」
上 司:「次からは、発送の30分前にしなさい。」
<ケースC>
上 司:「なぜ、そんなケアレスミスをしたのか?」
担当者:「忙しくて慌てていたからです。次からは注します。」
上 司:「なぜ、慌てているとミスをしたのですか?」
担当者:「XとY、見間違いました。チェック蘭も近いのでウッカリしました。」
上 司:「書類のフォームを変えてはどうですか?
XとYでなく明らかに違う表記と配置です。」
あなたは、どの対応が良いと思いますか?
要因、原因、理由、意外に奥深いものです。