できないテクニカルライターの共通点は、
「あ~わかった」「知っている」で終わる点です。
テクニカルライティングの書くコツ、そんなに多くありません。
しかし、実務の中で自然に書ける人は多くありません。
カンペを自分で作り、原稿を書く前に毎回目を通してください。
基本の反復です。
- 短い文章で書く!
- 1文の長さを40~50文字以内の短い文章で書く!
- 箇条書きを活用する!
- 一文一義一で書く!
- 余計な修飾語を入れない!(副詞、接続詞、形容詞を捨てる)
- 長々した表現は使わない!
しかしながら ⇒ しかし
~することにより ⇒ ~すると
~する必要がある ⇒ 必要です(~してください) - 意味が重なった表現に注意する
一番最後 ⇒ 最後
各グループごと ⇒ 各グループの予定/各グループの予定
約3キロメートル ⇒ 約3キロメートル/3キロメートルほど
※自分が苦手な項目には、NG例とOK例を入れてください。
カンペを作るには時間がかかりますが、ここで手を抜かないでください。
カンペができた時点で、あなたの実力は驚くほど高まっています。
これは、小さな労力で大きな効果を得る方法です。
結果の出る努力です。
この記事を読んだ直後の実力を“100”とします。
読んだ直後の実力は、ほとんど差はありません。
30日間実行した人と実行しなかった人の差は、とてつもなく大きくなります。
1.01と0.99の法則、
微差の積み重ねが大きな差を生みます。
1日実行するごとに、0.01ずつ実力が高まれば、30日後には、“135”です。
実行しない人は、日ごとに忘れてゆきます。
0.01ずつ実力が低下すれば、30日後には、“74”の実力になります。
(結果の出る努力)
エビングハウスの忘却曲線・学習曲線
[忘却曲線]
20分後には42%を忘れる
1時間後には56%を忘れる
1日後には74%を忘れる
1週間後には77%を忘れる
1か月後には79%を忘れる
1日の間に急激な忘却が起り、その後の忘却は緩やかになります。
だからこんな説があります。
24時間以内に10分間の復習は、記憶率は100%に戻す。
次に、復習を1週間以内に5分間すれば、記憶がよみがえり、
次は、1か月以内に2~4分間復習すれば、また記憶は復活する。
[学習曲線]
学習の成果は、私たちが思い描いているとは全く違います。
一直線ではなく、すぐには成果が出ません。
だから、そのギャップに苦しみます。
ある地点まで緩やかにカーブし、ある地点で大きく成果が出てきます。
この地点までの時間で、ほとんどの人は挫折します。
30日間続けてください。必ず実感できます。
どんな仕事も同じです。
この30日間、意外にできない人が多いのです。