あるコマーシャルです。
「〇〇には何が入るでしょうか? はい、そこのあなた」
「ネコ」
「なんでやねん!心情に寄り添ってと言うたやろ!ビックリするわホンマ!」
思わず笑ってしましたが、職場でありませんか?
部下や後輩が想像してなかったトンチンカンな返事をすることがあります。
「なんでやねん!前に説明したやろ、ビックリするわ!」
とは言わないまでも叱責してしまいがちです。
「それは違う!」「何度も言ったでしょう!」「言ったはずでしょう!」
すると部下はダンマリです。
部下は本当にそう思ったのです。
だから部下の方にとっては正しいこと、真実なのです。
それを頭ごなしに「違う!」
これでは部下の方の心のシャッターが閉じます。
「ネコ」と答えた人、「ネコ」と思ったのは事実なのです。
「あなたはそうなのね!」と思うしかありません。
自分と他者は絶望的なほど違う
自分と他者は絶望的なほど違うことを思い出してください。
違うのであって、間違っているのではありません!
まず、受け取ってあげてください。
自分と持ったく違う意見は、気づきのチャンスです。
それは、自分では気づけない考えに遭遇したと思うことです。
「そうくるか!」「それは面白いね!」
伝えたことは、伝わったことではない!
「言ったはずでしょう!」とあなたは言いますが、伝わっていたのでしょうか?
失敗ばかりする部下も、失敗したくないのです。
怒りに任せて、失敗を攻撃しても、何も得るものはありません。
お客様からの苦情を上司に報告をしなった部下がいます。
その結果、対応が遅れてお客様を怒らせてしまう結果になりました。
上司:なぜ、報告しないんだ!
部下:必要ないと思ったんです。
上司:なに、それは間違っている!
教えたはずだろう、こうすべきでしょう!
仕事とはこういうものでしょう!
部下の間違いを思いっきり指摘します。
部下は心のシャッターを閉じてダンマリです。
しばらくして「申し訳ありません」と謝罪します。
そして、その後も改まりません。
なぜでしょうか?
「必要ないと思った」
これは、部下にとっての真実だったのです。
だから頭ごなしに怒られても心の中では納得していません。
だから繰り返します。
部下も気に病んでいます。まず共感してあげるべきです。
「報告しなかったことで問題が起きていることは知っていますね。
君も気に病んでいると思いますが、どうして報告しなかったのですか?
どうして必要ないと思ったのです?」
まず共感して、なぜこうなったのか、理由を教えてあげてください。
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自分と他者は絶望的なほど違うかを学べます!
1)自分を知る、相手を知る
2)上手な「受け止め方」を知る
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知って得する!知らないと損をする!
一般社団法人 日本ライフコミュニケーション協会
「すべての人のよりよい人間関係と幸せのために」を理念に2011年に設立
性格統計学をもとに「人間関係を円滑化する伝え方・受けとめ方」を普及
平成28年文部科学省の委託事業にも採択されました。
フジテレビ、NHKニュースでも取り上げられたこともあります。
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