仕事では自分の判断・考えではなく、まず事実を正確に伝えてください。
当り前のようですが、できていない人が多くいます。
自分の判断や考えが事実に混在してしまうと事実がわかりません。
あの商談は上手く行っていますか?と聞かれたら、、、
事実A
- 15分と短い時間しかいただけなかった。
- だから簡単にしか説明できていない。
- 十分に内容を理解いただけていない可能性がある。
- 事務的に“わかりました部長に報告します”と言われた。
事実Aの伝え方(1)
担当の方はお忙しく中々お時間がいただけなかったのですが、
先日ようやくお時間がいただけまして、当社の提案を説明しました。
提案内容にもご満足いただけたと思います。
あとは部長の判断次第かと思います。
事実に自分の頑張りを訴えたい、悪い情報を伝えたくないという思いが入ります。
事実とは異なっています。
事実を伝えていれば部長は指示すかもしれません。
「15分では短すぎる、再度アポイント取って説明してください。」
事実Aの伝え方(2)
「はい、順調です。おそらく大丈夫だと思います。」
???
これは完全に間違いです。
事実どころか自分の希望を述べているだけです。
事実B
- 1時間と十分な時間をいただくことができた。
- 内容を十分に理解いただくことができた。
- そして内容には満足いただけた。
- しかし、価格は競合に比べて高いと言われた。
事実Bの伝え方(1)
担当の方はお忙しく中々お時間がいただけなかったのですが、
先日ようやくお時間がいただけまして、当社の提案を説明しました。
提案内容にもご満足いただけたと思うのですが、
価格的に厳しいと思っているようでした。
あとは部長の判断次第かと思います。
価格は高いと言われたのは事実ですが厳しいとは言っていません。
内容が満足なら価格面はクリアできるかもしれません。
「内容が評価されているのであればチャンスはある。
だから部長にアポイントを取って先方の要望を聞いてきなさい。」
事実Bの伝え方(2)
「いいえ、上手く行っていません。おそらくダメだと思います。」
???
これは事実ではなく自分の悲観的な思いだけを伝えています。
自分の解釈・考えをシンプルに伝えることは悪いことではありませんが、
正確な事実を必ず伝えてください。
脚色や省略をしないでください。
判断・考えは間違っているかもしれないが、事実は事実です!
「自分はどう言ったのか」「相手はどう答えたのか」と事実を伝えてください。
幼稚に思う人もいるかもしれませんが、事実が伝わらないよりマシです。
できるビジネスマンは報連相が上手い!
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今更と思わず基本に立ち戻ってはいかがでしょうか。