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ほめ達の学び~その9~:なぜ論理的で冷静なアドバイスがダメなのか?

アドバイスが相手に響かない、、、、

親身になって冷静にアドバイスをしたのに、、、、
伝わらないどころか逆に怒られることはありませんか?

同僚が相談に来ます。

「聞いてよ、課長がもっとまじめにやれって怒るのよ。
 真面目にやっているのにやってられないわ、まるでパワハラよ!」

「いや、それはあなたの肘をついて考える癖が誤解を招いたんじゃないかな?
 きっと、その癖を直したら誤解されないんじゃないかな?」
冷静にアドバイスします。

  

それなのに、怒りだします、、、、
「あなたは何もわかってくれないのね!」
どうして?なぜ?、そんなことはありませんか?

  

冷静で論理的なアドバイスが良い場合

具体的なアドバイスを求められたときは、冷静で論理的なアドバイスをしてください。相手もそれを求めています。
  • 説明がうまくできないのでコツを教えてください。
  • PCソフトの使い方を教えてください。
  • ライティングのスピードをアップするコツを教えてください。
  • 営業でのクロージングのコツを教えてください。
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冷静で論理的なアドバイスがダメな場合

感情が前面に出ているときは要注意です。
そして、相談されるときは感情が前面に出ていることが多いものです。
夫婦間ではよく起きます。
「お隣の奥さんが嫌味ばかり言うのよ、もうイヤ、どうすればいい?」
これに対して、
「相手も嫌味で言っているつもりはないんじゃないかな?
 冷静になって考えてみたらどうかな、君の思い違いかもしれないよ?」
奥さんは確実に怒ります(苦笑)。
「そんなことわかっているわよ、あなたはわかってないから簡単に言うのよ!」

男性は解決型、女性は共感型の脳を持っている!

奥さんは自分の辛さをわかって欲しいのです
まず共感してください!
「そうか、それは辛いよな、大丈夫かい?」
わかってくれた、これで奥さんの怒りの感情が収まります。
いきなり論理的に冷静なアドバイスは逆効果です。
そのアドバイスには耳を貸しません。

職場の愚痴や不平不満への対応

職場、いろんな愚痴や不平不満を言う人がいます。
「部長がいつもキツイ言葉を言う、もう辞めたい、どう思う?」

まず共感してあげてください。
「わかるよ、それは辛いよね、私も同じ思いをしたことがあるからわかるよ!」
これで相手の感情は静まります。

でも、相手の感情を煽らないように注意してください。
「そう、あの部長はいつもなんだよ、最悪だね!」
相手の感情が高まるだけです、あくまでも共感に留めてください。

簡単そうで中々むずかしいと思いますが、心に留めておいてください。
この本はとても役に立ちます。

相手の性格によっても響く言葉が違うことも忘れないでください。

苦手な上司・部下の理由と解決策がわかる!伝え方コミュニケーション検定

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大好評、Youtubeで配信されている今日もほめ達!