一般財団法人 日本ほめる達人協会の「ほめ達検定」を受験したときの話です。
1. ほめ達とは
認定書に書かれている内容です。
「ほめ達」とは、
「人」や「モノ」(商品・サービス)・「出来事」などに
独自の切り口で価値を見つけ出す「価値発見の達人」
ほめ達検定とは
すべての人、特に経営者・リーダー・親たちが「ほめ達!」になり、
日本の心の内戦を終わらせるプロジェクト。
2. 講義の内容
まず講義です。
とても興味深く、面白く拝聴させていただきました。
できそうで、できていない、耳の痛い話がたくさんありました。
- 褒めるとは、「人」や「モノ」(商品・サービス)・「出来事」の
価値を発見し伝えることです。
おべんちゃらを、耳障りの良いことを言うのではありません。 - 人は相手の悪い所を見るのが人間の本能です。
(無いものに目が行く)
防衛本能かもしれませんが、
良い所を見る、褒める、アドバイスすることが大切です。
ダメだしは本能ですが、良い結果を得られません。 - この時間を価値あるものにして成長している人の共通点
知っているではなく、今できているかと考える人
自分に関係ないではなく、自分に置き換える人
でも、だって、どうせ、ネガティヴな言葉を言わない人 - 他者とは絶望的に違うことを知ることが大切
例えば、男性は解決型、女性は共感型の脳を持っています。
人は皆、違う経験をし、人生を歩んでいる、
だから基準(モノサシ)が違うのは当たり前です。
ついつい忘れがちです。 - 全力で拍手・全力で頷く・全力で笑顔で反応してください。
脳は作り笑いを区別できません。
楽しいから笑うのではなく、笑うと楽しくなるのです。
根拠のない自信に対して、脳は全力投球します。そのスイッチは笑顔です。
ここで隣の見ず知らずの人と、お互いに向き合い全力の笑顔をするように指示がありました。照れながらも実行です<笑>
- 言葉を選ぶことが大切です。
言葉の3D(でも、だって、どうせ)を言わないこと。
でも、だって、どうせ、からの結論は、できません!
「だからこそ」に置き換えてください。
言葉の3S(すごい、さすが、すばらしい / 素敵)
相手から期待外れの返事があったときは、
そうくるか、惜しい、面白いね
ポジティヴに受け止めネガポジ変換してください。
すみません、ごめん、よりも、心からのありがとう!
言葉のフィルター、クセにするには3か月かかります。 - 出来事は単体ではやってこない。感情を伴ってうやってくきます。
その感情が、自分の中で正しい答えを曲げてしまいます。
このことを知ることが大切です。
しかし、感情と起きる出来事を切り離すことはできません。
元に戻るスピードを早くすることが重要です。 - はずべきもの、は、恥ずべきものです。
もっとできるはずでしょう
こうすべきではないですか
これはこういうものでしょう
こんな言い方はでは人は動きません。
これは耳が痛い、ついつい言ってしまいます。 - 透明・無私が重みを増します。
かっこよく見られたい・尊敬されたい・有利になりたい、
自意識を捨ててください。 - 愛情の反対は、無関心です。マザーテレサの言葉です。
他者に関心を持ってください。 - バスケットボールとゴリラの映像を見て、人の不思議を体感します。
有名な実験です。知らない方は、是非、試してください。
Youtube バスケットボール ゴリラで検索
3. 試験の内容
- 自分が言われて嬉しい、誉め言葉を30個以上書き出す
- 次の短所を長所に言い換えてください。
・気が弱い
・空気を読めない
・ケチである
・決断力がない
・わがままだ
・出しゃばりだ
・気まぐれだ
・落ち着きがない - 貴方の周りの人を一人選んで(上司・部下・同僚・家族・その他)
素晴らしい点を具体的にできるだけ多く書いてください。 - 次の出来事は何のチャンスでしょうか。
・5万円の入った財布を落とした
・家族と喧嘩した
・上司が理不尽な指示を出した
・大切なテレビ番組の録画を家族のミスで失敗した
・大切な約束に遅刻した - あなたにとって〇〇とは、元気と勇気を与える短い言葉(15文字程度)で書いてください。
・人生とは
・仕事とは
・家族とは
・友人とは
これが試験内容です。皆さんはどんな答えを書きますか?
4. ほめ達になった後
少しは変わったと感じていますが、達人の域は、まだまだ遠いです。
クセにするには3か月かかると習いましたが、
何年たっても、「言ってしまった!」「恥ずべきものだ!」(汗)
知っていることと、できることは違う、痛感しています。
5. おわりに
マスコミにも取り上げられている、非常にユニークな取り組みだと思います。
ほめる自動車教習所、大盛況と聞きました。
ほめ達!検定公式テキスト 1・2・3級対応! [ 西村貴好 ]
- 価格: 2200 円
- 楽天で詳細を見る