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検定試験に合格しても実際に使えない理由|テクニカルライティング~その9~

TC検定3級に合格しても書けないテクニカルライターが多い不思議!

ある機関が実施しているTC検定3級という検定試験があります。
それに合格しているのに正しく書けないテクニカルライターが多くて驚きます。
検定内容が悪いのでしょうか?
いいえ、この内容を実際に使えば十分な内容です。
短く書く、誤解のない文章を書く、安全に関する最低限の知識など、
個人的にはTC検定3級の内容で十分だと思います。
では、なぜでしょうか?

ふるい落とす試験ではない!

事前に勉強するテキストの内容と試験内容があまりにも似ています。
1週間も勉強すれば誰でも合格できます。
合格ライン70点は取れます。
100の内30のミス、そもそも実務では論外ですね、、、
これは合格させる試験であり、
一流大学の入試のように振り落とす試験ではありません。
  
しかし、合格すると満足してしまいます。
元々、読む力や書く力が卓越しているわけでもないのに、、、、
TC検定3級に合格したことで勘違いします。
基本を知っただけなのに(汗)、、、、 

TC検定3級に合格した人に普通のビジネス文章を書かせてください。
半分は、正しい文章を書けません(苦笑)。

そこがスタートだという意識が薄いのです。
1週間で合格できる内容、1週間もすれば人は忘れてしまいます。

※勿論TC検定1級などの上位の検定に合格している人は正しく書けます。
 1週間で合格できる内容ではありません。
 TC検定3級合格後も勉強を続けているので基本が身に付きます。
 そして、いつも基本を使えます。

ロンドン大学のフィリッパ・ラリー博士の研究論文
 ある行動が習慣として身に付くまでの期間:18日から254日
 人にもよりますし、行動の特質によっても変わりすが、
 平均して約66日が目安!
 週休2日の仕事ならば3か月です。 

同じ資格を持っていても様々なレベルの人がいます!

実行できるようにするにはどうすればいいか?

問題は、知っていることをいつも使えるか否かです。
知っていることと実行できることは違うことを再認識しました。
できるテクニカルライターがやっている2つのことを実行すればいいんです。

◆カンペを作って毎回見る!
できるテクニカルライターは忘れてしまうことを認識しています。
知っていても使えなければ意味がないことも知っています。

だからカンペを作ってライティング着手前に確認しています。
5分~10分もあれば確認できますよ、と言います。
必要ないだろうと思うようなできる人ほど何年経っても止めません。



◆手で下書きを書く!
できるテクニカルライターは、すぐにパソコンに向かわず手で下書きします。
下書きを書くことが質も効率も上がることを知っています。
できる人ほど基本を大事にします。

プロスポーツ選手もそうですね。
一流の選手は、何年たっても基本を大切にしています。
素振り、走り込み、キャッチボール、四股、ウエイトトレーニング、、、、

正しい文章を書く、ビジネスの基本中の基本です。
しかし、正しい日本語、伝わる日本、何割の方が書けるのでしょうか?

 

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  4. 日本語の誤用チェック:誤った日本語を使っていないか
  5. 誤字・脱字のチェック:誤字・脱字はないか
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スッと頭に入ってこない文章、自分では気がつかずに書いてしまいます。
それに気づくことで、文章力がレベルアップします。

3か月も使えば、自然と文章力が身に付きます。