新社会人の方へ|勘違いして辞めないでください!
春、新入社員の季節になりました。
希望に溢れた新社会人、何度見ても気持ちいいものです。
自分にも、そんな時期があったなあ~、懐かしい思いがします。
でも、残念なことに、入社して早々に退職する人も少なくあません。
新入社員のおよそ3人に1人が、3年以内に入社した企業を退職します。
(厚生労働省のデータ)
- 教育体制が不十分
- 理想や創造とのギャップ
- 能力や適性とのギャップ
これが退職の理由だとされています。
勿論、会社に問題があることもありますが、安易な転職には不安を感じます。
簡単に自分探しの旅には出かけないでください。
あなたの不平不満は何ですか?
- やりたい仕事をさせてくれない!
- 評価されない!
- 給料が安い!
- 仕事にやりがいがない!
- ノルマがきつい!
- 労働時間が長い!
社会人になって日の浅いために、不平不満を持ってしまいがちです。
この不平不満を持ったのまま仕事を続ければ、近い将来に退職します。
そして、転職先でも同じ不平不満を持ち、転職を繰り返す人も少なくありません。
この記事が参考になれば幸いです。
希望の職種に配属されなかった新入社員
自分が望む職種・部署に、必ずしも配属されません。
希望した仕事ができないので、「やる気が出ない、頑張る気になれない」です。
これでは、実力が付かず、ますます希望から遠ざかる悪循環です。
どんな職種でも、学ぶべきことはたくさんあり、将来、必ず役に立ちます。
目の前の仕事を全力で取り組み、実力を付ければ、希望が叶います。
[希望した部署に配属されなかった3人の先輩]
◆技術部で新製品を開発したいと希望していたAさん:製造部に配属
私も君と同じで、製造部に配属され腐っていました。
でも、製造部での経験が大きく役に立ちました。
図面では、どこにでもボルト穴をあける位置を書けます。
「そんな位置にどうやって手を入れるんだ!」
現場の経験がない設計者がやってしまうミスです。
現場の経験は大きな意味があるよ。
◆営業部でバリバリ売りたいと希望していたBさん:製造部に配属
私は、すぐに営業部に配属されました。君からみると羨ましいでしょう。
でも、営業先で製品の製造工程を聞かれても、大丈夫ですとしか言えません。
経験がない、現場を見ていないので具体的に話せません。
説得力がないのですね(笑)、だから売れなかったのです。
そして、会社にお願いして製造部に配属してもらった経験があるよ。
我が社が作っている製品を知るチャンスじゃないか、きっと役に立つよ!
◆営業部でバリバリ売りたいと希望していたCさん:総務部(庶務)に配属
総務部(庶務)の仕事は、きちんと仕事をして当たり前、誰もほめてくれません。
営業であれば、と思いながらも、目の前の仕事に全力で取り組んだよ。
事務用品が不足していないか、清掃が行き届いているかと地味な仕事です。
でも、できていて当たり前の仕事に取り組んだことが役に立ったよ。
お客さんの役に立つことを一番に考えれるようになったよ。
仕事の本当の目的を知らない
新入社員、若い人は成果が見える派手な仕事が好きなものです。
どの部署の仕事にも、大きな意義があります。
何のために、その仕事をしているのかを知ると見えるものが違います。
たとえば、整理・整頓・清掃、何のためにしているのでしょうか。
面倒な仕事だなと思っていれば、いい加減な仕事をしてしまいます。
余計な物がなく、きちんと整理されていれば、物を探す手間が省けます。
綺麗な職場は、やる気が出ます。汚い職場では、やる気が出ません。
工場・現場では、安全が一番大事です。
散らかった物につまずいて転べば、大きな事故になることもあります。
そのためにも整理・整頓・清掃は大切です。
お客様が来社され、汚いトイレを見たらどう思いますか。
その会社を信用しますか。
給料が安いと不満
給料が安いと不満を持っている人は、少なくありません。
あなたの貢献額を考えてみてください。
若い社員とベテラン社員の給料の差は、
貢献度の差に比べて小さいはずです。若い人の給料は期待値です。
◆自分の力だと勘違いしている新入社員
購買部に配属されます。値引き交渉は、購買担当の仕事です。
「毎月、〇〇万円も値引き交渉をして会社に貢献しているのに給料が安い!」
不満を口にしています。
業者が値引き交渉に応じたのは、君の力でしょうか。勿論、それもあるでしょう。
でも、会社の力が大きのではないでしょうか?
ベテランの人が担当していたら、もっと成果が上がったかもしれませんね(笑)。
数字が見える部署では、勘違いしやすいのです。
製品がたくさん売れたのは、その製品の良さ、会社の信頼力かもしれません。
ベテランの人が売ればもっと売れたかもしれませんよ(笑)
ノルマが苦しい
営業では売上、製造では生産量のノルマが課されます。
それに苦しんでいる新入社員もいます。
それは、ノルマではなく目標、目標のない仕事がありません。
[ホリエモンの刑務作業]
堀江貴文氏は、刑務作業で1日50個の紙袋を折ること命じられます。
なかなか目標の数に届きません。
どうやったら早く折れるか、毎日工夫して取り組みます。
そして、79個の紙袋を折ることができます。
単純に楽しい、うれしい、そして達成感を感じたと語ります。
創意工夫して目標を達成しようと思い、仕事をすれば楽しくなります。
新入社員や若い社員にお奨めの自己啓発
もし、私がタイムマシーンで20代の自分に会えるのなら、
首に縄を付けてでも、やらせます(笑)。
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