忘れられない新社会人への訓示
大学を卒業し、地方の中小メーカーに入社したときの思い出です。
社員の皆さんは活き活きとし、会社の勢いも感じます。
「いい雰囲気の会社だなあ~」
「いい雰囲気の会社だなあ~」
入社してすぐに2週間の宿泊研修です。
夜は学生時代のように仲間とワイワイです(笑)。いよいよ配属、新入社員を集めて社長から話がありました。
- 社会人である以上、仕事には全力で取り組むこと!
- 全力で取り組んで初めてやりがいや楽しさがわかる!
- しかし、無理をしないこと、何事も加減が大切、それが長く仕事を続けるコツ!
(さらに続きます)
私の子供は、親が言うのもおかしいが、優秀で真面目でした。
しかし、思い詰めてしまい自ら命を断ちました。
親よりも先に逝くのは一番の親不幸です。
皆さんは親御さんに、そんな思いをさせてはいけません。
いいですか、身の丈に合った、いい加減で仕事をしてください。
いい加減とはチャランポランでなく、加減を知るということです。
このときの言葉は、今でも心に残っています。
成長とは変化、変化とはストレス!
はじめての社会と会社、期待と不安で一杯です。
ストレスが溜まる人も大勢います。
ストレスを感じているのは、自分が成長できているからです!
人は、本能的に新しいことを嫌います。
人には、コンフォート・ゾーン(快適な範囲)があります。
これまでの自分に、安心感を覚えます。
社会に出るというのは大きな変化です。
これまでのコンフォートゾーン(快適な範囲)からの踏み出しです。
新しいことへのチャレンジ!
だから、痛みやストレスが伴います。
筋肉を強化するには、筋肉に負荷をかけなければいけません。
筋肉痛を経験して、初めて筋肉が強くなります。
ただし、適度な栄養と休養も必要、無理をすると肉離れや筋肉断絶を招きます。
負傷するまで頑張らずに、休養してください。
心が折れてしまったり、精神疾患になっては大変です。
成長の痛み(ストレス)の真っ只中の方、それは成長している証だと思ってください。
ただし、身の丈に合った、いい加減さを忘れないでください!
何ごとも加減が大切、危険だと思ったら、その負荷から離れてください。
これは逃げではありません、身の丈に合った人生は素晴らしいですよ。
仕事の悩みは言語化してください!