稲盛和夫氏の「利他の精神」
ご存じの方も多いでしょうが簡単に説明します。
京セラを1兆円企業に育て、JALを再建された稲盛和夫氏です。
自分が先に儲かるのではなく、相手を先に儲けさせることが大事!
ご自身が新しい事業(KDDI)を起こす時、私利私欲が本当にないか?
半年間も考えた末に決断されたと聞いています。
営業の目的は売ることですか?
営業は数字、営業スタッフは、利己的になりやすい傾向があります。
「売りたい」「成績を上げたい」「給料上げたい」など、、、、、
そして、お客様を説得する方法、納得させる方法、攻略する方法を学びます。
しかし、その思いがお客様に伝わってしまうと売れません。
営業の目的は、
営業の本当の役割は、お客様に役立つ情報を提供することです!
だから、プロフェッショナルでなければいけません!
お客様の困っていることに役に立つ情報を提供して解決することです。
これは、お客様が儲かることです。
電話営業(テレアポ)の目的は何?
営業スタッフで電話営業(テレアポ)が好きな人は圧倒的に少ないです、、、、
テレアポは「映画の予告編」であり、売ることが目的ではありません。
興味を持たせて、場所と時間を設定することです!
しかし、何とかアポイントを取りたいという欲が出ます。
そして、焦りが電話で伝わり、ますますアポイントが取れなくなります。
そうです、欲が心のレンズを曇らせます!
元々、100件の電話を掛けて、1件のアポイントが取れれば中級のプロです。
99%の人に否定される、精神的にキツイ仕事です。
アポイントが取れたときは、気持ちよくコールできたときです。
この商品が役に立つお客様は必ずいる、知らないと損をする!
そう心から思える商品の場合です。
自分で納得できると、断られても大丈夫です。
多くのノーをもらっても「いいチャンスなのに勿体ないなあ~」と思えます。
こんな商品、自分だったら買わないなと思ったときは、アポイントが取れません。
また、コールしたくなくなります。
20代に経験した訪問販売
メーカー勤務から教材の訪問販売会社に転職、売れるかなと不安で一杯です。
運良く初月から数件の成約、収入も前職の2倍です。
しかし、ほどなく壁にぶち当たりました。
売れる売れないの前に、まずアポイントが取れません。
当然、訪問先がありません、売上ゼロです!(涙)
歩合制のため収入面でも焦ります。
オフィスに1人残って1日中テレアポ、焦れば焦るほど空回りです。
「あと何週間で辞めるか」周囲の声が聞こえてきます。
「辛い、転職しようか、いや、このまま辞めたら負け犬になる。」(心の声)
こうなると開き直るしかりません。
私の話を聞いたらお客様が必ず得をする知識を持とう!
受験に関する書籍を読み漁ります。
売っている教材が本当にわかりやすいのかを確認しよう!
教材を勉強し、とても良い教材であることがわかります。
そして、またテレアポの日々です。
「必ず役に立つ話をします、話を聞かないと損をしますよ」
そんな気持ちでテレアポ、すると、久しぶりにアポイントが取れました。
不思議と「絶対に売るぞ!」という思いはありません。
「絶対に役に立つ話をするぞ、話を聞いてよかったと思わせるぞ!」
(契約成立)
その後は、大きなスランプもなく順調でした。
その頃は、利他の精神は知りませんでしたが、結果としてそうなりました。
- 売りたいを捨てると売れる!
- アポイントを取ろうとせず、商品の良さを伝えるとアポイントは取れる!
心からの言葉は相手に響きます!
万が一、商品を良いと思えない時は?
もし、商品がどうしても良いと思えないときは、、、、、