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売れないと悩む方へ|その3:お客様の頭の中を理解する

逃げるお客様

商品を見ているお客様に声を掛けると、ササっと逃げられることがあります。
そんな経験は多くの方がしているのではないですか。

一流の店員さんは相手を見て声を掛けるか掛けないかを判断します。
これは誰にでもできるものではありません。

だから、声を掛けない方法を採用しているお店もあります。
ご用がありましたら、このボタンを押してください!(張紙)

ボタンが押されたらお客様の元に向かいます。
お客様は心の準備ができているので、ササっと逃げることはありません。

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ここでいきなり詳細な説明をせずに、お客様の質問に答えるようにします。
こちらから話し始めると、ササっと逃げられます。

   

逃げるお客様はトカゲ!

人間の脳は3重構造になっているとする説があります。
アメリカのポール・マクリーン博士が1973年に発表)

1重目は爬虫類脳、2重目は哺乳類脳、3重目は人間脳(新哺乳類脳)

人間は人間脳だけでなく、爬虫類脳と哺乳類脳も持っています。
この3つの脳が役割分担して、情報処理を行います。

そして3つの脳が機能する順番は、生物の進化の順に処理されます。

  1. 爬虫脳:生存と生殖に関することを司ります。

  2. 哺乳脳:社会的関係に関することを司ります。

  3. 人間脳:言語、論理的思考に関することを司ります。

    営業トークを聞かされるお客さんは、まず爬虫類脳で反応します。

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爬虫類脳の特徴です。

  1.  恐怖から逃れることにモチベーションが高い

  2. 短期的欲求に敏感で新しくて面白いものでなければ無視をする

  3. 人の上に立ちたい、コントロールしたい

あなたは人間脳で言葉を駆使しますが、お客さんは爬虫類脳です。

爬虫類に話しかけて言葉が通じますか?

こんにちは、トカゲさん、お元気です?

トカゲさんは、外敵が現れたと思ってササっと逃げるます。

声を掛けるとササっと逃げるお客様は、売りつけられるとの恐怖から行動します。
爬虫類脳が働いているのです。

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なぜ説明が伝わらないのか

わかりやすく話したのに、お客さんにはほとんど伝わらないことがあります。

それは、短期的欲求に敏感な爬虫類脳の仕業です。

爬虫類脳は、長期的には考えられません、目の前のものは、今すぐ欲しいのです。
後の事を考えていても、いつ外敵に襲われて命がなくなるかわかりません。
先のことを考えるより今すぐ欲しい、長い時間かけるより今すぐなのです。

確かに、世の中の宣伝は短期的欲求をくすぐるものばかりです。

  • 聞き流すだけで、誰でもすぐに英語が覚えられる教材!
    長い時間を訓練すれば、英語が覚えられる教材、、、買いませんね。

  • 飲むだけで、誰でもすぐに内臓脂肪が取れる薬!
    厳しい食事制限と一緒に服用すれば、内臓脂肪が取れる薬、、、買いませんね。

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また、新しく面白いものでなければ無視をするのが爬虫類脳です。

新しく面白いものだと感じると、爬虫類脳が大雑把に要約して人間脳に届けます。
逆だと、爬虫類脳が情報をカットし人間脳まで届きません。

そして、いきなり詳細な説明を一方的せず、お客様の質問に答える、
これは、人の上に立ちたい、コントロールしたいという欲求を満たします。

ビジネスシーンでも爬虫類脳で反応します!

生命にとって、一番大事なことは生存と生殖です。
全ての情報は、まずは生存を司っている爬虫類脳が情報処理をします。

初めて会うお客様に、商品やサービス内容を一生懸命に説明して理解されません。
たとえビジネスでもお客様は、爬虫類(トカゲ)、忘れないでださい。

訪問販売などの営業トークの定番

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  • 断りずらくてウッカリ買ってしまった時は、クーリングオフ制度があります!
  • 〇〇以内に〇〇すれば解約できますから安心してください!
  • 商品にご興味が持てないと思われましたら遠慮なくおっしゃってください!

最初に安心感を与えることは、人間脳になってもらうために効果的です。