過去よりも未来へ、一歩でも前へ!

変わらない過去、変えられる未来、一歩だけでも前へ!

新人教育は自分を見直すチャンス|その11:損益分岐点を教えよう!

絶好のチャンス到来

新社会人さんがやってくる季節です。

教えながら自分を振り返ることができる絶好のチャンスです。

     

月額10,800円(税抜)で洗練ブランドを3着レンタル【AnotherADdress】

損益分岐点を教えよう!

売上-経費=利益、誰でも知っていますね。

コスト(経費)意識を持て、上司や先輩に言われることがあります。

コスト(経費)とは何であり、それが売上と利益にどう関係しているのか?

それが分からなければ、何をどうすればよいのか分りませんね。

f:id:openup21:20210820143324j:plain

具体例で説明します。

独立して飲食店を始める予定です。

赤字にしないため必要な売上はどれだけですか?

経費は、人件費:40万円、家賃など:20万円、食材(材料費):売上の25%

f:id:openup21:20211124142621j:plain

もし、60万円の売上の場合、25%の材料費(15万円)がかかります。

60万円の売上では経費を賄えません。

25%の材料費を考慮して、60万円÷0.75=80万円が必要です。

80万円が損益分岐点です。

値引きして同じ利益を得るために必要な売上はどれだけですか?

   
売価2,000円の商品、仕入原価が1,400円、1個売れば利益は600円です。

1日に100個売れているので、利益は60,000円です。

値引きして売上を増やしたいと思いました。

20%の値引きなので、売値1,600円、仕入原価は1,400円で変わりません。

2倍は売れるだろうと皮算用、、、、

でも、1個売れても利益は200円です。

60,000円の利益を出すには、60,000円÷200円=300個を売らなければなりません。

3倍の売上が必要です。

※これは変動原価が仕入だけとした場合です。
 一般的には、下記の計算式で求めることができます。
 必要な売上増=値引き率÷{(1-変動比率)-値引き率 }

むずかしい解説は省きますが、安易な値引きは大きなマイナスです。

関西地区では値引き交渉は当たり前の文化ですが、、、、

こんな風に考えるとお店で値引き交渉がしづらいですね(笑)、、

   osaka.jpgなんぼマケテくれるの?

知らないと損する、売上、経費、利益、少しがんばって損益分岐点です。

  • 理解すると見えるモノが変わります。
  • 知らなければ、現状を正しく判断できません。
  • 知らなければ、適切な目標を立てることができません。
  • 知らなければ、間違った努力をしてしまいます。
  • 知らずに闇雲に頑張っても結果は出ません。

先輩諸氏、覚えていますか?

こんなに忙しいのに、売上も増えたのに給料が上がらない!

もし値引きをして売上が増えたのであれば、利益が出ていないかもしれません(汗)。

 会社の数字を学ぶ講座も充実しています。