部下や後輩を説得、納得してもらわなければ指導力があるとは言えません。
同じようなこと言っても何かが違う!
同じようなことを言われても、説得力を感じるときと感じないときがあります。
- 上司Aさん
努力をしても成功するとは限りません。
成功は約束されていませんが、必ず成長するものです。
そして、早い遅いはあるけれど、必ず成長するものだと思います。
だから、ガンバレ! - 上司Bさん
努力をしても成功するとは限りません。
成功は約束されていませんが、必ず成長します。
そして、早い遅いはあるけれど、必ず成長すると私は信じています。
だから、ガンバレ!
あなたは、どちらが安心しますか?
上司Aさんは、本などの知識で一般論を言ってるように感じます。
上司Bさんは、自分の思いを伝えているので、Aさんの言葉よりも安心します。
このチョットした言葉が、説得力を大きく左右します!
本やネット情報の受け売り、知識だけでは説得力は低くなります。
知っているは更に説得力が増す!
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上司Cさん
努力をしても成功するとは限りません。
成功は約束されていませんが、必ず成長します。
そして、早い遅いはあるけれど、必ず成長することを私は知っています。
だから、ガンバレ!
上司Cさんは、成長した人をたくさん見たから、必ず成長すること知っています。
信じているよりも説得力が増します。
だから、「そうなんだ!」と上司Cさんの言葉に納得します。
強く心から信じることは素晴らしいと思います。
でも、多くの経験から知っている人の言葉には、さらに説得力があります。
リーダーはこうあって欲しいですね!
こうすれば、きっと上手く行く!
そう思う人は、成功することを知っているものです。
成功する人をたくさん見ています。
こんなことをすれば、失敗すんじゃないか?
そう思う人は、失敗することを知っているものです。
失敗した人をたくさん見ています。
自分が知っていること、たくさんあるのではないですか?
部下や後輩には、一般論ではなく、知っていることを教えてください!
間違った先入観には要注意!
X理論とY理論、ご存じの方もいると思います。
社会学者マズローの欲求5段階説がベースの理論です。
- X理論
人間は生来怠け者で、強制されたり命令されなければ仕事をしない!
性悪説にもとづいた理論です。
命令や強制で管理して、達成できれば報酬、できなければ処罰する!
「アメとムチ」によるマネジメント手法です。
- Y理論
人間は条件次第で責任を受け入れ、自ら進んで責任を取ろうとする!
性善説にもとづいた理論です。
魅力ある目標や責任を与え続けることで社員を動かす!
「機会を与える」、自主性を重んじるマネジメント手法です。
ケースバイケースですが、両方とも正しいのです。
- X理論で多くの成功を見た人は、X理論が正しいことを知っています。
- Y理論で多くの成功を見た人は、Y理論を正しいことを知っています。
知っている、だから、その考えを簡単に変えることができません。
※最近はZ理論なる両方のいい所をとった理論があるようです。
頑固おやじ
少ない経験で決めつけるのはとても危険です。
間違った先入観は可能性を閉ざします!
何かを知った時は、いつも2つの視点で考えたいものです。
・それが正しいとすると、、、、、、
・それが誤っているとすると、、、、