テクニカルライティングは、製品マニュアルを書く仕事です。
その経験から、いろんな仕事に役立つ教訓がありました。
皆様のお仕事の参考になれば幸いです。
マニュアルは製品の一部のプライド!
正しい情報がわかりやすく書かれていれば、正しく安全に製品を使うことができます。
間違った情報やわかりずらいと、正しく安全に製品を使うことができません。
製品が壊れたり、使用者が怪我をする恐れすらあります。
製品自体の信頼にも関わります。
製品が素晴らしくても、マニュアルがわかりずらいとお客さんはどう思いますか?
実話1
実話2
マニュアルに正しく書かれていれば防げた問い合わせや苦情がありませんか?
お客様からの問い合わせに対応している時間は、生産に寄与しません。
その時間を生産に充てることができれば、、、大きな機会損失です。
産業機械などの製品は高額で、製品が停止すれば、お客様は多くの損失が出ます。
ですから、迅速な対応が欠かせません。
サービスマンが訪問すると、操作が間違っていただけで修理は不要でした。
「マニュアルがわかりずらくて対処できなかった!」
こんな風に言われ、サービス費用が請求できませんでした、、、大きな損害です!
実話3
今から何十年も前、パソコンが急速に普及した頃の話です。
技術者がマニュアルを書いていたので、専門用語の羅列でした。
読者は何をどうしたらよいかわからず、問い合わせがものすごい数になりました。
大きなコスト!
対応が悪ければお客様は離れてしまいます。
メーカーは人員を増やすなど、その対応に苦慮しました。
教訓、ただのルーティン作業になると上達しない!
長い期間マニュアルを書いていると、プライドを忘れてしまうことがあります。
ただのルーティン作業になってしまいます。
この状態では全力で取り組めず、自分自身の成長も期待できません。
どんな仕事にも大きな価値があります、プライド持って仕事をしてください!
仕事の価値を再確認しませんか?
その会社を信用しますか、多くの方は、その会社とお付き合いしません!