テクニカルライティングは、製品マニュアルを書く仕事です。
その経験から、いろんな仕事に役立つ教訓がありました。
皆様のお仕事の参考になれば幸いです。
テクニカルライティングには、結果の出る仕事の進め方があります。
いきなりパソコンに向かわない!
いきなりパソコンに向かって文章を書き始める人がいますがダメです。
まず、下書き(ラフ原稿)を手で書いてください!
情報を整理整頓することがの目的です。
自分が読めるレベルの殴り書きで構いません。
- 100ページであれば、100ページ作成
用紙を2分割または4分割して作成します。 - 注意事項、重要事項、不明なこと、参考にする情報源などを赤ペンで記載
これで全体の情報がまとまり、必要工数も正確に把握できます。
実際にパソコンに向かったときは、紙にも頭の中にも、情報がまとまっています。
下書きが完成した時点で、70%の仕事(時間ではなく質)が終わっています!
工数が読め、トータルの工数も少なくなり、原稿の質も良くなります。
手で書くことには、重要な意味があります。
- 人は、考えることで、右脳を使います。
- 人は、書くことで、左脳を使います。
- 人は、手を動かすことで、触覚を使います。
- 人は、見ることで、視覚を使います。
時間が勿体ない、と云ってやらない人もいましたが、、、
時間が掛かるだけでなく、期限に遅れる、内容にまとまりがない(汗)、残念!
注意事項を自分で作り、書く前に目を通す!
原稿を書く時の注意事項をまとめておき、書く前に目を通します。
これで、ライティングの質が大きく変わります。
- 1文の長さを40~50文字以内の短い文章で書く
- 箇条書きを活用する
- 一文一義一で書く
- 動作と結果を分ける
- 余計な修飾語を入れない(副詞、接続詞、形容詞を捨てる)
- 長々した表現は使わない
しかしながら ⇒ しかし、~することにより ⇒ ~すると - 意味が重なった表現に注意する
一番最後 ⇒ 最後、各グループごと ⇒ 各グループ/グループごと - 文体を統一
※自分が苦手な項目には、NG例とOK例を書いておきます。
作るには、時間がかかりますが、ここで手を抜かないでください。
できた時点で、実力は驚くほど高まっています。
できるライターは、その時の実力に応じて注意すべき点を書き換えます。
ただし、基本事項は削除しません。
そして、何年も実行し続けています。
この2つは、小さな労力で大きな効果を得る方法です。
教訓、開始する前の確認と準備で結果が変わる!
仕事や作業を開始する間の確認と準備で結果は大きく変わります。
どんな仕事でも同じです。
サービス業であれば、、、、
服装確認、清掃確認、手順の確認、そして、笑顔と挨拶の練習です。
工事現場であれば、、、
安全靴よし、安全ベルトよし、ヘルメットよし、安全眼鏡よし、作業工具よし、
清掃よし、そして、手順確認です。
仕事に慣れてくるとしなくなりがちですが、大きなミスにつながるかも、、、