仕事をしている中で、残念な方に出会うことがあるものです。
それは反面教師であり、見習わないようにしたいものです。
しかし、残念なビジネスマンは、大切なことを教えてくれます。
何でも得意!
ある転職組のスタッフが言います、どの工程の仕事も自信があります、得意です!
自分をアピールするために、言ったのかもしれませんが、周りは冷ややかです。
不得意がないってことは、全部が中途半端なんじゃない?
残念なことに的中、彼が得意と思っていたレベルは、中途半端でした。
しかし、プライドだけが高い彼は変わりません。
やがて居場所がなくなり、辞めてしまいました。
得意がないから不得意もない、不得意がないから得意もない、、、、
不得意がないっていうことは、怖いことだと学びました。
学生時代のプライドは邪魔なだけ!
超一流大学出身、仕事は早いのですが、ミスが多すぎて周りは困っています。
特にチェック漏れが多いので確認すると、モニター上だけでチェックしています。
上司は、紙にプリントしてチェックしなさい、と指導します。
この方が速いですし、学生時代もそうしていました、と聞く耳を持ちません。
現実にミスが多くて周りは困っているんですよ、これは命令です!
すると、パワハラだ!!!と怒り始めて勝手に帰って行きました。
ミスが多い現実を受け入れることができない、、、
誰でも失敗します、現実を受け入れることが成長の第一歩だと学びました。
自分を過大評価して自分の実力がわからない!
自分はパソコン分野は得意、任せてください!
そして彼は、営業所のパソコン管理を任されます。
ところがある日、本社のパソコン管理者がやってきて叱ります。
何をやっていたんだ!
そうです、プロから見るとデタラメな管理だったのです。
素人よりはマシなレベル、、、
徹底的に叱責された結果、心療内科の診断書を提出します。
あの上司とは、精神的に一緒に仕事はできないので、配属を変えてください
しかし、聞き入れてもらえず、辞めてしまいました。
自分を客観的に評価できることの大切さを学びました。
魔法の薬を待ち続け、動く勇気がない!
卒業した大学は、お世辞にも優秀とは言えませんが、真面目に仕事に取り組みます。
でも、自分に対する評価が低い、と不平不満で一杯です。
こんなに真面目に一生懸命やっているのに、、、、
真面目に仕事に取り組むことは当り前、と云う自覚がありません。
自己啓発で何かを学ぶこともしません。
誰かが教えてくれるのを待っていて、できないのは教えてくれないから、、、、、
そんなに不平不満があるのなら辞めればいいのに、と思いますが辞めません。
一歩踏み出す勇気がありません。
そして何かのきっかけで自分の能力が上がり、評価されるの待っています。
魔法の薬なんてないことを学びました。
同じことを繰り返しながら、違う結果を望むこと、それを狂気という!
(アインシュタイン博士)
知人者智、自知者明
人を知る者は智なり、自ら知る者は明なり
残念なビジネスマンを、じっくり観察すると、多くを学べます!