仕事の遅い人には、3つの特長があります。
- 仮説を立てない
- アウトラインを作らない
- 人に意見を求めない
1.仮説を立てない
たとえば、新製品のパンフレットを作るときを考えてください。
いきなり作業に入る人がいます。
資料を集めて、デザインを考え、文章を作る、
そして、作りながら考えて、修正します。
これは非効率なやり方です。
まず仮説を立てます。
- どんな人に読んでもらうのか:会社員、男性/女性、若い人/年配の人、、、
- どこで渡すのか:店頭、展示会、ネット、、、
- いつ読むのか:店頭、自宅、歩きながら、、、
- 何を求めて読むのか:成長したい、時間を短縮したい、節約、、
- どうやったら喜ばれるのか:持ち運べるサイズ、大きな文字、少ない枚数、、
5W1Hで仮説を立ててください。(ペルソナも有効です)
そうすると、見えてきます。
- どんな情報が必要か
- どんな表現が良いか
- どんな体裁が良いか
- どんなサイズが良いか、、、
仮説を立てないと、絞り込めません。
方向性が見えません。
これは地図を持たずに進むのと同じです。
書いて頭の中を整理してください。
ボヤっとした状態では、まとまりません。
往ったり来たりして、時間ばかり掛かります。
仮説は間違っていることもあります。
しかし、明確になっていれば修正は簡単です。
2.アウトラインを作らない
何をいつまでにするかを具体的にしてください。
段取り、スケジューリングです。
必ず期限を設定してください。
- 仮説を立てる (〇/〇〆切)
- 上司・同僚に確認(〇/〇〆切)
- 資料を集める (〇/〇〆切)
- デザインを決める(〇/〇〆切)
- 上司・同僚に確認(〇/〇〆切)
- 文章を作成する (〇/〇〆切)
- 上司・同僚に確認(〇/〇〆切)
ギリギリになって始める癖のある人がいますが、
やり直しが多くなり、よい仕事はできません。
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3.人に意見を求めない
“上司・同僚に確認”を必ず入れてください。
別の人に意見を求める、別の視点で見てもらうと、
自分では気づかなかったことや漏れいることが見つかります。
結果、よい結果が得られます。
意見を求めるときは、口頭だけではなく、書面も添えてください。
そして「私は〇〇と思うのですが、意見をお願いします。」
必ず自分の考えを明確に伝えてください。
NGです。「〇〇についてアドバイスをください。」
“仕事は段取り八分”が結論です。