何度も何度も注意しても、指導しても、一向に改まらない人がいます。
失敗を反省しない人、失敗から学ばない人、残念ながら存在します。
なぜ、わかってくれないのだろう? 指導やり方が悪いのだろうか?
コーチングや教え方を学んだりします。
そして、そういう行動を取る人の特長を知ります。
"失敗に向き合わない、正当化する、忘れようとする、人のせいにする"
だから、「もう一回やるとしたら、どうするか」と問いかけたりもします。
いろんな名言を教えたりして励まします。しかし、直りません!
「何度言ったらわかるんだ!」「何度も言ったよね!」
つい、感情的になってしまって自己嫌悪、、、
これでは、指導する方の心が折れますね。
(叱るのも疲れます)
注意・指導される方も楽しいはずがありません。
これでは、職場の雰囲気も悪くなります。
あなたの言葉が通じていないことが原因ではないでしょうか?
そもそもの認識のズレが存在していることに気づいてください。
ステップ1: 認識がズレを確認
相手があなた言葉の重要性を認識しているか確認してください。
相手のモノサシの目盛(認識・価値観・尺度)を確認してください。
認識がズレている=互いに分からない言語で会話するようなものです。
正しく挨拶、人によって違ます。
大きな声で、、小さな声で、聞こえるように、お辞儀をして、
(居酒屋さんのような挨拶は会社では不自然です)
時間厳守、人によって違ます。
5分前でOK、10分前でOK、ピッタリでOKの人もいます。
できる、人によって違います。
半分できればOK、60点でOK、90点でOK、100点でOKの人もいます。
遅刻
与えられた仕事はこなしている、仕事は影響を与えていないと思っています。
遅刻くらいは構わないと思っています。
ミス
人間なのだから、少し位のミスは仕方ないと思っています。
少しのミスが、致命傷になることもあります。
ミスはゼロを目指さなければ、という認識がありません。
上司から見れば30点でも、本人は80点だと勘違いしています。
納期遅れ
一生懸命やっている、たまには遅れることもあると思っています。
だから都度、言い訳をします。
「急な来客があったから」「特別に忙しかったから」
「体調が悪かったから」「お客さんから突然呼び出しがあったから」
報告漏れ
忙しければ、たまには漏れることもある、仕方がないと思っています。
報告の重要性を理解していません。
メモを取らない
覚えているから大丈夫、たまに忘れることもあるが仕方ないと思っています。
「たまに」が大きな問題につながると思っていません。
わかっていないのに「わかりました」「はい」とその場しのぎ
その場では、そういうのが大人の対応だと思っています。
認識のズレが引き起こす問題を理解していません。
整理整頓をしない
どこに何があるか分かっている、必要ないと思っています。
小学生じゃあるまいし、やってられない!
探す時間が無駄だ、という認識がありません。
認識がズレた状態、共通の認識がない状態では、何を言っても無駄です!
ステップ2: 認識のズレを埋める
認識のズレを確認して、1つ1つ埋めるしかありません。
自分の仕事に、10点満点で何点を付けますか?と聞いてください。
あなたは3点と思っていても、相手は10点と言うかもしれません。
そして具体的に教えてあげてください。
ここでは、押し付けないように注意してください。
「指導がきつい、パワハラだ」と言い出す人もいます。
(ご注意を!)
コーチィングや教え方を学ぶことも大切です。
でも、これは上司の方に大きな負荷がかかります。
くれぐれも注意してください。
筋肉痛程度は辛抱してもよいですが、骨折しないでください。
心が折れる前に諦めてください。
ステップ3:認識がズレが埋まらないときの対応
人には、向き不向き・適材適所があります。
その人を否定するのではありません。
その人は、違うフィールドで輝く人かもしれません。
- 事務職の人が営業職に行って成功する
- 技術職の人が職人になって成功する
フィールドを変えて輝いた人、たくさんいます。
転職も一つの選択肢ですが、強要はできません(汗)。
「できることだけをやらせる」という選択肢もあります。
「伝え方」「受け止め方」を見直す学び
人は、性格とモノサシ(価値観)を持っています。
持って生まれた性格も違います。まったく同じ人生や経験を送る人もいません。
- だから、性格とモノサシ(価値観)が違います。
- だから、心地よく感じる言葉が違います。
- だから、不愉快に感じる言葉が違います。
あなたの言葉が、相手に正しく伝わっていないだけかも?
あなたが相手の言葉を、正しくに受け止めていないだけかも?
あなたには、どちらの言葉が響きますか?
(A)このスーツケースは、とても丈夫です。
(B)このスーツケースは、壊れません。
ある人は思います。
(B)を聞くと、本当は壊れるのではないかと不安になる。
別の人は思います。
スーツケースはが丈夫で当たり前、壊れないと言ってくれた方が安心できる。
(A)このことを覚えておいてね。
(B)このことを忘れないでね。
ある人は思います。
(B)は何だか信用されていないみたい不愉快に感じる。
別の人は思います。
(A)は重要度が低い、(B)の方が忘れちゃいけないんだと重要度が高くなる。
どちらが良い悪いではなく、受け止め方が違うだけです。
自分を知り、相手を知ることが大切です。
・自分が言われて嬉しい言葉、相手も嬉しいとは限りません。
・自分が不快だと思う言葉、相手も不快だとは限りません。
・良かれと思って言った言葉、相手は傷ついたのかもしれません。
・傷ついた言葉、相手は良かれと思って言ったのかもしれません。
伝え方、受け止め方を変えるだけで解決することがあります。
伝え方、受け止め方を学べます。
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平成28年文部科学省の委託事業にも採択されました。
フジテレビ、NHKニュースでも取り上げられたこともあります。
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