春は、新社会人さんがやってきたり、異動で不慣れな方がやってきたりします。
先輩諸氏は何かと教えることが増えるものです。
山本五十六元帥の名言をご存じの方も多いと思います。
- やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ
- 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず
- やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず
一行目は有名ですが、2行目、3行目は有名ではありません。
2行目、3行目の内容は、とても意味深いと思います。
テレワークが急速に普及したときの苦い思い出
勤務中の部下の様子が見えないと、不安になる管理者がたくさんいました。
そして、部下を把握するための手法やツールに注目します。
- オンラインシステムを常にオンにしておく
- 細かく日報を書かせる
- システムでPC履歴を確認する
- WEB会議を増やす
しかし、これは本当に必要な管理なのか疑問です。
管理者は、勤務状況を把握するために多くの時間を使います。
これでは管理ではなく監視です。
細かく日報を書かされる部下は大きな負担、仕事の効率も上がりません。
完全に忘れていますね。
- 任せてやらねば、人は育たず!
- 信頼せねば、人は実らず!
監視になる理由はコレではないですか?
- 信頼できていない
- 仕事を任せていない
- 仕事をしている部下に感謝していない
人を育てることは、企業を育てることです。
テレワークが、問題を浮き彫りにしてくれました。
反省を忘れないでください!
新型感染症もようやく落ち着き、対面の入社式が実施されています。
対面の教育も実施されます。
でも、テレワークで浮き彫りなった問題は解決していませんよ。
忘れないでください!
部下は3日で上司を見抜く、上司は部下を把握するのに3か月かかる、、、
あなたは既に見抜かれているかもしれません(汗)、、、
こうなると人は育ちません。
基本を学んでみませんか?