同じことを何度言っても失敗を繰り返す部下がいます。
そりゃ~腹も立ちます、怒りの感情すら湧いてきますね。
- 何度も言ったでしょう!
- 教えたはずでしょう!
叱りますが、あまり効果は出ないもです。
伝えたことは伝わったことではない!
待ってください、そもそも正しく伝わっていたのでしょうか?
伝えたことは伝わったことではないことを忘れないでください!
失敗ばかりする部下も、失敗したいと思っているわけではありません。
失敗したことを気に病んでいます。
だから、怒りに任せて、失敗を攻撃しても、何も得るものはありません。
怒りをぶつけると云うことは、相手を傷つけることです。
お客様からの苦情を上司に報告をしなった部下がいました。
その結果、対応が遅れてお客様を怒らせてしまう結果になりました。
上司:なぜ、報告しないんだ!
部下:必要ないと思ったんです。
上司:なに、それは間違っている!
教えたはずだろう、こうすべきでしょう!
仕事とはこういう物でしょう!
間違いを思いっきり指摘すると、部下は心のシャッターを閉じ、ダンマリです。
しばらくして「申し訳ありません」と謝罪します。
そして、その後も改まりませんでした。
なぜでしょうか?
必要ないと思った、これは、部下にとっての真実だったのです。
だから頭ごなしに叱られても心の中では納得していないので繰り返します。
部下も気に病んでいます、まず共感してあげてください。
「報告しなかったことで問題が起きていることは知っていますね。
君も気に病んでいると思いますが、どうして報告しなかったのですか?
どうして必要ないと思ったのですか?」(穏やかに!)
こんな言葉があります。
- できる人は、できない人が、なぜ、できないのがかわかりません。
- できない人は、できる人が、なぜ、できるのかがわかりません。
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