新人や若い部下や後輩を指導するときは、相手の勘違いに気づいてください。
この勘違いを教えてあげないと、あなたの指導が実を結びません。
評価されないと不満を持っている方がたくさんいます。
頑張っているのに、一生懸命やっているのに、評価されない!
仕事は与えられるものと勘違い
必ずしも、自分が望む職種・部署に配属されません。
だから、仕事は上から強制的に与えられるもの、と思い込みます。
そんな気持ちでは、やる気が出ない、頑張る気になれない、、、
これでは実力が付きませんし、悪循環に入ります。
どんな職種でも、学ぶべきことはたくさんあります。
目の前の仕事を全力で取り組み、実力を付ければ、希望が叶います。
将来、必ず役に立つことを教えてあげてください!
新しい仕事を誰に任せようかと考えたとき、能力が同じか多少劣ってる程度であれば、
今の仕事に一生懸命取り組んでいる人を選びます。
仕事の目的を勘違い
何のためにその仕事をしているのかを教えてください。
お客様が来社され、汚いトイレを見たら、その会社を信用しますか。
やっている仕事の目的と意義を教えてください!
経験がないからできないと勘違い
君ならできる、そう思っているから打診するのだと教えてください!
給料の意味を勘違い
若い人の給料は、期待値だと教えてください!
購買部に勤務しているY君、値引き交渉も仕事です。
毎月、〇〇万円も値引き交渉をして会社に貢献しているのに、、、
と待遇の不満を口にしていました。
業者がY君の交渉に応じたのは、Y君の力だけでしょうか。
違います、それは会社の力です。
別の人が交渉すれば、もっと値引きしてくれたかも(汗)、、、
数字が見える部署では、若い方が勘違いしやすいものです。
製品が素晴らしいから売れる、別の人が売ればもっと売れたかも(汗)、、、
要領のよさと手抜きを勘違い
省いてはいけないものを省くのは、手抜きだと教えてください!
1回のミスの影響は、甚大だと教えてください。
期限・納期に間に合えばよいと勘違い
期限・納期を守るのは当たり前、プロであれば余裕が必要です。
ギリギリでは、周りが気が気ではありません。
余裕を持つ仕事を心がけることを教えてください!
思いがけないことが起きる、それが仕事、人生です。
意見の衝突を避けようと勘違い
同僚や上司との衝突を恐れるあまり、意見を言わないのは、馴れ合いです。
意見をぶつけ合ってこそ、本当の和が生まれます。
忙しいが理由と勘違い
忙しいが理由だから、そこには反省が生まれません。
- なぜ忙しいとミスをするのか?
- そもそも、なぜ忙しいのか?
- やり方に問題はないか?
ノルマは苦しいと勘違い
営業では売上のノルマ、製造では生産量のノルマが課されます。
どんな仕事にもノルマが存在します、それに苦しんでいる人も多くいます。
それは、ノルマではなく目標、目標のない仕事なんてないと教えてあげてください!
どうやって教えるか、あなたの指導力が試されます。