ふたつの努力があります。
- 結果が出ない努力
- 結果が出る努力
結果の出ない努力をしたい人はいません。
でも、気づかずにやっている残念な人が少なくありません。
そして、一生懸命頑張っているのに(涙)、、、、
結果の出ない努力
スポーツでは間違ったトレーニングを繰り返しても結果は出ません。
体力を付けるために多少の負荷は必要ですが、昔の根性論では結果は出ません。
疲れ切った体で素振り、悪い癖がついてしまうだけです。
いろんな場面を考えながら少ない素振りをする方が効果的です。
何百球も投げ込み、肩を痛めかねません。
考えて10球投げる方が結果が出ます。
森の中で一所懸命にノコギリをひいているキコリがいます。
旅 人:「何をしているんですか?」
キコリ:「見ればわかるだろう、この木を倒そうとしているんだ」
旅 人:「いつからやっているんですか?」
キコリ:「もう5時間だ。くたくたさ。大変だよ」
旅 人:「少し休んで、そのノコギリの刃を研いだらどうですか?
そうすれば、仕事がもっと早く片付くと思いますよ」
キコリ:「刃を研いでいる暇なんてないさ。切るだけで精一杯だ」
あなたもキコリのようになっていませんか?
毎日の仕事、やるべきことに追われ、 刃を研ぐ時間が取れない、、、、
この努力を続けても良い結果は出ません。
仕事は段取り次第!
結果が出ない方法でいくら頑張っても、仕事は楽になりません。
仕事の成果も期待できません。
追われて余裕がないときこそ、一旦、少し手を止めてください!
毎日、1日の始めに少し時間をとって予定を書き出してください。
そして、優先順位を付けてください。
作業を行う前に準備を入念に行えば仕事は八割がた終わったも同然です。
あとは準備した通りに作業をするだけです。
製造現場で準備不足!
いざ作業を始めようと思っても、材料がない、工具がない、治具がない、
作業方法や作業手順がわからない、これではどうしようもありません。
物事がうまく進むように、前もって手順を整え、計画すること!
これが段取りです。
段取りの本がたくさん出版されています。
それは、できていない人が多いからです。
わかっているつもりでも初心に返ってください。
段取りのポイント
- 作業の洗い出し
- 優先順位・前後関係の整理
- 役割の分担
- 所要時間の見積り
- スケジュール作成
- リスクの洗い出しと対策立案
- 計画のまとめと共有化
段取りの流れ
- 目的、背景、目標を明確にする
- 目標までの作業をリストアップする
- リストアップした作業を順番に並べ替える
- 作業ごとに必要な物や情報をリストアップする
- 作業ごとに成果物の内容・レベルを決める
- 作業ごとに役割分担を決める
- 作業ごとに所要時間を見積もる、、、
詳細な書籍で学んでください。
3つのポイント[経験]
- 手で書く
段取りのためのソフトウエアも多くあります。
そのため、いきなりパソコンに向かう人をがいます。
パソコンを操作する作業と考える作業を同時にすることはおススメできません。
手で文字を書くことの効果は大きいのです。
考えることで、右脳を使います。
書くことで、左脳を使います。
手を動かすことで、触覚を使います。
見ることで、視覚を使います。
書くことで、自分の考えを確認できます。
企画書や提案書は見栄えも大切です。
考えながら、文字を入力しながら、見栄えも考える、、、
これでは、どれもが中途半端になりかねません。
殴り書きでも手で書いて、それからパソコンに向かってください。 - 見取り図を書く
ゴールまでの見取り図(全体のイメージ)を考えます。
現在の状態、問題点、必要なこと、やるべことを手で書いてください。
(こんなことが起きないように!)
- 最悪と最低を考える
最高にうまくいった場合と最悪の場合、想定の範囲を広げてください。
想定してあれば慌てなくて済みます。
楽観は禁物です。慌てることになります。
(大体において最高と最悪の間の結果になります)