部下や後輩がミスをしたとき、どんな指導をしますか?
- しっかりチェックしろ!
チェックしたのですが、、、、 - チェックリストを使え!
使ったのですが、、、、
もっと気合を入れて仕事をしろ!
これでは解決しません。
なぜなぜ分析
トヨタ式なぜなぜ分析が有名です。
製造業に関わっている方であれば、聞いたことがある方も多いと思います。
なぜ問題が起こったのか?、それはなぜか?
なぜなぜ3回、なぜなぜ5回と掘り下げ、真の原因を見つけ出して対策をとります。
なぜ①「なぜミスが多いのか?」
「チェック漏れがあったからです」
なぜ②「なぜチェック漏れがあったのですか?」
「スタッフが忙しすぎるからです」
なぜ③「なぜ忙しいとミスが起きるのか?」
「チェックリストを使う余裕がないです」
なぜ④「なぜチェックリストを使う余裕がないのか?」
「チェック項目が多すぎるからです」
なぜ⑤「なぜチェック項目が多いのか」
「それは、ミスがある度に項目が追加されるからです」
重要な項目、そうでない項目、無意味な項目が同じレベルで並んでいました。
チェックリストを見直すことで、ミスは大きく減りました。
色んな仕事に役に立ちます。(詳細は割愛)
すぐに答えを出さない!
商品が売れないときも同じです。
誰もが、なぜなのかと考えますが、簡単に出す答えでは解決しないものです。
- 値段が高いからだ!
- 訪問回数が少ないからだ!
- アポイント数が少ないからだ!
- 宣伝が弱いからだ!
- パンフレットが悪いからだ!
- キャンペーンをしていないからだ!
でも、これでは結果が出ないことが多くあります。
それは、堀り下げられていないからです。
なぜ売れないのかを掘り下げる
- 商品の値段が高いことが売れない原因だと思う場合
なぜ、値段が高いのか?
→他社より品質が良いからです。
なぜ、品質が良いのに売れないのか?
→お客様が価格重視だからです。
なぜ、お客様は価格重視になるのか?
→営業スタッフが上手く説明できないからです。
なぜ、上手く説明できないのか?
→営業スタッフの商品理解が低いからです。
なぜ商品理解が低いのか?
→営業スタッフの勉強不足だからです。
なぜ勉強不足なのか?
→販売資料が難しくて読む気にならないからです。
なぜ難しいのか?
→技術者が書いた内容だからです。
なぜ技術者は書いた内容のままなのか?
→それは、以前からそうだったからです。
販売資料を作り直すことで営業スタッフの理解が深まりました。
そして、商品の良さを伝えることができるようになり、売上は増えました。
落とし穴に注意
この商品は良い商品が前提になっていることがあります。
商品自体に魅力がなければ、何をしても売れません。
商品自体に問題はないのかを考えてください。
この点は、必ず確認してください。
すべての項目で他社商品よりも劣っていては売れるわけがありません。
勿論、どんな商品にもメリットとデメリットがあります。
営業スタッフがしっかり把握しなければなりません。
メリットがゼロの商品、これは諦めてください(汗)。
詐欺師にしか売れません!
既存のやり方が正しいと云う前提、先入観は危険です。
部下や後輩のアイデアを引き出すのもリーダーの役目です!
買うものという前提?